家庭医療

研究

米国家庭医の提供するケアの現状(現状追認と理想論の狭間で)

scope of practice =診療範囲 のこと。「家庭医の診療範囲」を定義するのはかなり困難なことです。診療範囲によって定義されないのが家庭医の定義,という意見もあるぐらいなので。他の専門領域ではあまり議論にならないテーマではないで...
家庭医療

ケアの継続性ということ

法人が地域の医療機関向けに発行している「がん地域連携室だより」が今回から「地域連携室だより」と名前を変えることになりその第一号ということで、原稿を書かせて頂きました。プライマリケアをやる立場にありながら、ほぼ全ての紹介が集まる第3次医療機関...
家庭医療

星投げびと ’It made a difference for that one’

家庭医として駆け出しの頃に指導医から聞いた話。どうやら出典はLoren Eiseleyという人類学者かつ文筆家のStar Throwerという話のようです。Loren EiseleyStar Throwerストーリーの概略を日本語で。昔々海...
家庭医療

家庭医ってなあに(パンフレット) 家庭医促進協会

1991年に家庭医促進協会によって出版された 提言 日本に「家庭医」を という書籍がある。ほぼ20年前に,日本でも家庭医制度を,という動きを起こそうとして1987年に西浦天宣を理事長として設立された会による出版。  この書籍の中に「家庭医っ...
家庭医療

石巻現状/支援報告3

ひきつづきN医師の報告です。先日NHKのニュースでも取り上げられていたクリニックですからご存知の方もいらっしゃるかもしれません。院長は週の半分を東京のクリニックのこりを石巻で診療されています。武藤先生が東京にいる間だけでも全国の家庭医、在宅...
研究

溶連菌スコアをそのまま使用しない。

昨日発表の論文。検査後確率はあくまで検査前確率によって影響を受けることの確認。溶連菌咽頭炎のMcIssacスコアが,◯点なら溶連菌の可能性◯%、とそれだけが一人歩きしているが,それはあくまでその研究がなされた環境の検査前確率と自分の臨床環境...
家庭医療

原稿募集 (International Journal of Family Medicine, special issue on faculty development)

貴重なご縁を頂きまして,表題の国際誌(オンラインジャーナル)のFaculty Developmentについての特集号のゲストエディター(客員編集者)に加えて頂くことになりました.Faculty DevelopmentPDF Call for...
家庭医療

集団健診での診察

地域自治体での集団健診の問診、診察医の業務を行うことがあると思います。短時間で多数の方に対応しなければならないのと、その制約の中でどこまでやるか、という問題について、あえてばっさりと書いています。もちろん、別の立場からの異論はあると思います...
臨床(疾病各論)

IDEAL Study:透析早期導入に疑問符

本日発表のonline firstからしかし、いつもこの方は早い。IDEAL Study:透析早期導入に疑問符背景は上記blogに端的にまとまっている長期透析の増加が世界でも問題となっており、開始時期は尿毒症の兆候・症状の存在により開始する...
研究

第1回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 (今週末)演題一覧

第1回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 (今週末)いよいよ記念すべき第1回の連合学会が今週末に東京フォーラムにて開かれます先日送られて来た第1回の雑誌も非常に読み応えのある物でしたね。さて、僕は自分が主演者での発表の実績を積む余裕もない...